ドール服づくりに必要な材料準備リスト
わたしはブライスやリカちゃん、アゾン1/6など、おもに22センチドールのお洋服をときどき作っています。
ここでは、ドール服づくりに必要なものをリストにしてみようとおもいます。
これからドール服づくりに挑戦したいという初心者の方に、すこしでも参考になればうれしいです!
型紙
型紙は、ドールの実物ボディをもとに、1から作る方法もあります。
ですがはじめてドール服を作るさいには、これはちょっとハードルが高いかもしれません。
いまは型紙の載った本がたくさん出ているので、それを買うのがもっとも手軽で現実的です。
実寸大で載っているものであれば、そのままコピーしてすぐ使うことができます。
そういう本にはだいたい作り方も詳しく載っているので、(人間用もドール用も)服を作ったことがない!というかたでも、それを読みながらやればさいごまでちゃんと作れるようになっています。
さいきんは電子書籍でも、専用ページからデータをダウンロードしたり、印刷することができたりもします。
ミシン
手縫いでも作れないこともないですが、スカートのすそなど見える部分に細かいステッチをきれいに入れるには、ぜったいにミシンがあったほうがいいです。
ミシンはまず家庭用と職業用があります。(それと工業用もありますがこれは完全にプロユースなので省略)
これらのちがいはまずパワーです。家庭用はパワーはそこまでありませんが、最低限きちんときれいに縫うことができるし、かがり縫い(ジグザグ縫い)やボタンホールを作るような特殊な機能もたいてい備えてあります。
職業用はパワフルで厚手のものもガシガシ縫えるのに加えて、直線縫いに特化し、プロのようにうつくしく縫うことができます。ただしかがり縫いなど多様なステッチには対応していません。直線縫いのみ。
どちらがいいというのはむずかしく、予算や用途によってまちまちです。洋裁(人間用の洋服づくり)やポーチなど小物づくりもやりたいのか、そのばあいどこまで本格的にやるのか、などさまざまな要素が絡んできます。
ドール服づくりに関して言えば、かがり縫いやボタンホールは使わなくても作れるので、直線縫いオンリーでも十分だと言えます。ただし職業用のほうが値段が高くなります。
とりあえず縫えればいい、というのであれば、家庭用でも十分きれいに縫うことができます。
さらに家庭用には、電動ミシン、電子ミシン、コンピューターミシンがあります。
電動は1~2万円台と安価ですが、ときどき動作が不安定なことがあり、どっちかというと玄人向けです。電子は中価格になりますが、もうすこし安定しやすいです。コンピューターは値段はピンキリで、さまざまな動作をコンピューターが自動で制御してくれるのが特徴です。
これらも用途や予算にもよるのですが、ミシン初心者にはとくに、コンピューターミシンがおすすめだと言われています。いちばん扱いやすいのです。
ちなみにわたしは、JUKIの家庭用コンピューターミシンをメインで使っています。(でもドール服づくりでは直線縫いしかほぼしないので、ステッチがよりきれいになる職業用でもよかったかな……という後悔もすこししています。)
布地
ドール服に使う布地は、一般的に薄手のものが適しています。
具体的には、ローン、ブロード、薄手のリネン、せいぜいシーチングくらいまで。オックスやツイルになると、ちょっとモコモコしてきれいにしあがりにくいです。(でもコートなどを縫うばあい、ちょっと厚手の別珍などを使ったりすることもあります。なので、作るものにもよります。)
わたしは作るのはドレスがメインなので、80ローンや60ローンを使うことが多いです。比較的縫いにくいとされる薄手の生地ではありますが、目がしっかり詰まっていて、生地自体安定しているので、慣れればそこまで縫うのはむずかしくないです。仕上がりもきれいです。
ブロードは綿100%のものと、ポリエステルが混ざったTCブロードという種類があって、TCのほうがシワになりにくいですが、綿100のほうがナチュラルな仕上がりになります。
シーチングは圧倒的に安定しているので、ちょっと厚みは出ますが、初心者の方向きだとおもいます。
柄はとにかく小さめがいいです。ドール服自体ちいさいので、あんまり柄が大きいと、そのなかに収まりきらないことになります。
小さくてかわいい柄物となると選択肢は狭まりますが、さいきんはドール服用のちいさな柄のカットクロスが売られていたりもします。
あとは小花柄で有名なリバティのローン地なんかも向いているとおもいます(ただしめっちゃ高いですが……)
ミシン糸・ミシン針
使う生地が布帛(ニットみたいに伸びたりしない、ふつうの布地)であれば、ミシン糸はシャッペスパンやロフティなどを使うことになるとおもいます。
ドール服は使う生地が薄めなのと、全体が小さく、ステッチも小さめに繊細にしたいので、できれば細手の90番を使うといいです。(通常の糸は60番、厚手の生地用は30番です)

ぜんぶシャッペスパン。左の黄色いのが90番糸です。真ん中は60、右は30。
針も細めの9番がおすすめ。

左から薄地用の9番、普通地用の11番、厚地用の14番です。
色えらびについては、ミシン糸が巻かれた状態で生地の上に合わせて、生地よりじゃっかん濃いめの色を選ぶと、ちょうど生地とマッチする色を選べます。
ちなみに、これはミシンの項で書くべきだったかもしれませんが、ステッチの長さはミシンのほうで1.4~1.6mmくらいに設定して縫うと、見たかんじきれいな仕上がりになります。(ギャザー用の粗ミシンは、ギャザーの仕上がりを考慮すると、2~2.5くらいでOK。ただし糸を寄せやすくしたいなら3~4mmでも可)
面ファスナー(マジックテープ)orスナップボタン等
ドールに着せたり脱がせたりするためには、開きを作らなければなりません。この部分をどうするかによります。
わたしはドールの背中で、面ファスナーで合わせるかたちにすることが多いです。
幅6mmの極薄の面ファスナーをミシンで縫い止めています。
ふつうの面ファスナー(マジックテープ)は100均などでも売っていますが、けっこう厚みがあるので、ドール服にはあまり向かないです。『極薄』とか『ドール用』みたいに書かれてあるものがおすすめです。
シール式ではないほうがわたしはいいとおもいます。シールだとすぐに剥がれてきてしまうし、糊がついているので縫うことができません。

Amazonで買った面ファスナー。いちおうリンクを貼っておきます(アフィじゃないです)。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BG71N26X
スナップボタンで止めるのもありです。ただしこれは手縫いになるので、手縫いが苦手なかたにはおすすめしません……(わたしです)
その他パールビーズに糸で作った輪っかを引っかけて止める方法などもあります。

Φ6mmのスナップボタン。左のは手芸屋で買ったもので、右の白い袋に入っているものはセリアで買ったamifaさんの商品です。
チャコペン
ペン先の細い手芸用ペンが必須です。
時間が経つと消える、もしくは水で消せるタイプがおすすめです。
ペンシルタイプやシャーペンタイプなどは、水で消えると書かれていても、消えにくいものもなかにはあって、あんまりおすすめしません……。

チャコパーの紫(時間が経つと消える)をよく使います。
水で消せるタイプのばあい、布地を濡らすことになりますが、布地を水通ししておかないと、濡れた時点で意図せずぐにゃっと歪んだりするので、布地はかならず水通ししてから裁断したほうがいいです!
はさみ
ふつうの裁ちばさみに加え、切れ味のいい小さいはさみがあるといいです。
おおきなはさみは、スカート部分など長いパーツを切るときに重宝します。ロータリーカッターでも代用できます。
小さいはさみは特に重要です。糸を切るのに加え、細かい部分を裁断したり、曲線部分の縫い代に切れ込みを入れるときにも使います。
先のほうまでパチン!と切れる上質なはさみがいいです。クロバーもしくはヘンケルス(ツヴィリング)の11センチくらいのものが、質がよく値段もお手頃なのでおすすめです。

左下のヘンケルスのはさみ、めっちゃおすすめです。商品名は「ツイン L 刺繍バサミ 11cm 41300-111」です!!!(ゴリ押し)
定規
クロバーさんの20センチ(5センチ幅)の裁縫用の方眼定規があるとなにかと便利です。15センチは短すぎ&細すぎるとおもう(使えないことはない&好みの問題もあり)。
100均にも20センチ方眼定規は売っていますが、あれはじっさい20センチを謳いながら20センチ以上あったり、あまり正確ではないです。やはり信頼できるのは、クロバーなど日本の大手企業や、日本のJIS規格だとおもいます……!!
あと長い定規も1本あるといいですね。ちいさなドール服でも、フリルやギャザーの部分は生地の長さが40センチとか60センチとか80センチになることもあります。30~50センチ定規も用意しておくと安心です。
アイロン
アイロンはドール服づくりでも必須です。
わたしはとくにドール服専用のものは持っていなくて、人間用のふつうサイズのスチームアイロン(ニトリのやつ)を使ってます。細かいところも先のほうでどうにかやってます。
まえにちいさいサイズのアイロンを買ったことがあるのですが、温度が上がりにくかったり、温度が上がったかどうかわかりづらく、けっきょく使い勝手がわるくて捨ててしまいました……。
あとわたしは使ったことがないのですが、パッチワーク用の先のちいさなコテもクロバーさんから出ていて、それを使っているかたはけっこう多いみたいです。
まち針orクリップ
プロの裁縫師はまち針なんて使わんのだそうです。かっこいいですね……!! でも素人はまち針やクリップなど、止めておくもの必須です。
わたしはまち針オンリーです。クリップより布地が浮き上がる分が少ない気がするからです。じっさい比較したことはないので、気のせいかもしれません。
まち針はアイロンをかけても大丈夫な耐熱のものがいいとおもいます。100均のまち針だと、ヘッドの丸い部分がおおきめで生地に響きやすい(縫うときに平らにならない)のと、アイロンをあてるとヘッドが溶けたりするので(←経験済み)、あんまりおすすめしません。でもさいきんは100均でもいいのがあるかもしれません。探してみます。
ピケ(ほつれ止め液)
人間用の洋服ではロックミシンやジグザグ縫いでほつれ止めをしますが、ドール服づくりでは、ほつれ止め液を布端に塗って固めることが多いです。
ロックだと糸の分厚みが出てしまうし、縫い代を多めに取らないといけなくなったりして、ドールサイズではごろごろしたりするからです。
わたしは部分的にロックも使ってますが、あくまでスカートなど必要な範囲が多いときのみで(ピケをけちるため)、細かいところはピケ頼みです。
ただしピケを塗るとその部分だけ色が変わってしまったり、固くなってしまうので、縫い代からはみ出ないよう、塗り方には注意とすこしのコツが要ります。
ピケというのは商品名で、手芸屋で600円くらいで売っています。100均でもほつれ止め液が売っていたりしますが、水濡れに対応していなかったりするので、将来的にドール服を濡らしたり洗濯する可能性があるのであれば、手芸屋で洗濯可能なものを買ったほうが無難です。

ピケと書きましたが、わたしが使っているのは『ホツレーヌ』でした……。右側はセリアやキャンドゥで売ってるものです。
目打ち
先の細い千枚通しみたいな道具です。
中表で縫った布地をひっくり返すときや、ミシンで(とくにギャザーを)縫うときに押さえたり、布送りを調整するのに使います。
1本あるとかなり便利に使えます。
わたしはクロバーさんの『N なめらか目打ち』をメインで使っています。これは先がそこまで尖っていないので、布をあまり痛めずに済むのです。(用途によっては尖っているもののほうがいいばあいもあります)
裁ほう上手(手芸用ボンド)
あると便利というだけで、なくても作れます。手芸用の糊です。
わたしは襟をつけるばあい、分厚くなるため見返しをつけないので、縫い代部分を裏側に折り返すだけなんですが、そのときにこれで仮止めしておくと、上からミシンをかけるときとても楽になります。
とくに裁ほう上手は、アイロンをかけると固まるので、ミシンをかける時に針に糊がついてしまうこともほぼないです。
スティックタイプだと細かい部分につけにくい気がするので、チューブタイプのもののほうがいいかもしれません。チューブタイプには、スパチュラ?がついていて、ちいさい部分に少量の糊をのばすこともできます。

この写真に写ってるスパチュラは、もしかしたらべつの接着剤についてきたものだったかもしれません。(なぜか家に接着剤がたくさんある民……)
ほかにもKAWAGUCHIさんやソーラインなどから仮止め用の細いスティックのりも出ているようなので、そういうのでも代用できるかもしれません(わたしはまだ使ったことないので、いずれ試してみたいです)。
手縫い針&手縫い糸
これも必須ではないですが、飾りをつけたり、スナップボタンをつけるときに必要になるばあいがあります。
あと身頃に見返しをつけて裏返すとき、端のほうを1針縫って、糸をひっぱってひっくり返すというやりかたをすることもあります。
いちおう一式用意しておくと無難です。(小学校の裁縫セットでも十分です)
飾り
ドール服を飾るパーツです。
わたしはトーションレースをつけることが多いです。細手のレースがあると重宝します。
ボタン代わりにビーズを縫いつけることもあります。さいきんはドール服用のちゃんとしたボタンも売られています(通販ほか、Seriaにもあったりします)。
リボンを縫いつけてもかわいいです。2~4mm幅の細いものがあるといいかんじです。

ドール服用ボタン(右側)と、市販のビーズ(左)です。
ボタン代わりにビーズを使うばあい、ビーズのサイズは丸小がおすすめです。
ビーズもそうなんですが、100均のものや過剰に安価で売られているものは、粒のサイズがバラバラだったり、穴の位置がおかしかったり、質がぜんぜん揃ってません。
なのでやっぱりTOHOさんとかMIYUKIさんとか、有名どころのちゃんとしたメーカーさんのものを買ったほうがいいです。大手メーカーのものでも、ビーズはそれほど高価にはなりませんし、ドール服で使う量もそれほど多くなく、費用がかさむということはないとおもうので。
こんなかんじです。
またおもいだしたら追加するかもしれません。
あといずれべつのページに、詳しい作り方とかもアップできたらいいな! っておもってます!(やるやる詐欺にならなきゃいいけど……)